アメーバ赤痢はどうしてうつるの?感染経路は?

アメーバ赤痢という原虫が人の糞便中に排出され、それに汚染された飲食物などを食べたりすることにより、口から感染します。世界人口のうち5,000万人が感染していると考えられ、毎年の死亡者数は4~7万人とされています。

感染しても必ず症状があらわれるわけではなく、症状が見られるのは5~10%ほどと、それほど多くはありません。排便時の下腹部痛や鼓脹、しぶり腹、下痢、粘血便などが主な症状です。

起こりやすいパターンとしては、イチゴゼリーのような粘血便を排泄して、数日から数週間の感覚で悪化と症状の軽減を繰り返します。悪化しているときは腸穿孔という腸に孔があく状態となったり、腹膜炎を起こしたりすることもあります。

また、大腸炎症状が見られる人のおよそ5%に腸管外への播種が確認されています。肺や脳、肝臓などで膿瘍がつくられ、症状は重症化し、命を落とす危険性も高まります。

ここで、アメーバ赤痢の感染経路を解説します。

食べ物や水を介しての感染

感染者から排泄された赤痢アメーバを含む便などに汚染された水、氷、肉、野菜、果物など、加熱していない物を食べることによって感染します。また、発展途上国などでは水が汚染されていることもあり、調理器具や食器などを汚染された水で洗った場合でも、感染の可能性が考えられます。

性的接触による感染

赤痢アメーバ感染症は、汚染された飲食物だけではなく、肛門を舐めるなどの、性行為によっても感染します。衛生環境が整っている日本を始めとした先進国では、飲食物からの感染はほとんどなく、性行為による性感染症としての感染が増加傾向にあります。

そのほかの感染について

そのほかに福祉施設での集団感染もありえます。アメーバ赤痢は、症状の有無にかかわらず他者へ感染させてしまう可能性があるため注意してください。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です